ニュース

更新日:2023.08.22

【航空整備学専攻 15期生(3年) 締結作業】

皆さん、こんにちは。航空整備学専攻3年 伊藤です。

今回は、訓練真っ盛りの基本技術 締結作業訓練の風景をお伝えします。

「締結」とは、部品同士をボルト、スクリュー、ナットなどのネジを用いて結合する作業を指します。この際、穴とボルトの径が一致しているということだけでなく、材質による使用制限やボルトの長さ、ワッシャーの枚数などにも注意が必要です。

特に航空機の場合、飛行中に常に振動を受けるため、適切なトルクをかけてもナットが緩んで脱落する可能性があります。そのために、セーフティーワイヤーやコッターピンなどの緩み止め装置が必要です。セーフティーワイヤーは安全線とも呼ばれ、コッターピンは割ピンとも呼ばれます。前者は穴の位置、数、方向に関する規定があり、後者はボルトの穴とナットの位置関係、折り曲げる方向、長さが決まっています。

その他にも細かい決まりごとがあり覚えることも多いため、他の科目に比べ自主訓練してスキルを上げる人が多いです。うまくできると非常に達成感があります。(伊藤)

 

おまけ 南ウイングに所属不明ホーネット飛来

 南ウイングエプロンに独特の重低音を響かせながらホーネットが飛来、「給油」し羽を休めたあと何処かへ飛び立っていきました。