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更新日:2023.07.26
【航空整備学専攻3年(15期生) 構造修理実習】
皆さまこんにちは。整備学専攻3年の伊藤です。今回は構造修理について紹介したいと思います。
この授業は北ウイングの動力棟という建物で行われています。構造修理とは外板や構造部材の損傷箇所を元の強度に復元することをいいます。損傷部により様々な修理法がありますが、授業では主にリベットを使い平滑外板(1.5inのCrackあり)に八角形のパッチを当てるという方法を学びます。
「リベットホール開け」
技能審査で提出するのでリベットを打つときに少しでも傷をつけると即交換です。リベットだけに傷があれば一本の交換で済みますが、パッチ自体が傷つくと既に打ってあるリベットを全部抜きパッチの製作からやり直しになってしまいます。ちなみにこのパッチは提出するだけでなく、技能審査の場で指定された2本のリベットを抜き取り再度打ち直すという実技の試験も兼ねています。
「製作途中のパッチ材とリベッイング作業」
二等航空整備士技能証明取得のための第一関門である技能審査に向け日々努力していきます。(伊藤)